ハーブの使い道は多種多様。
今まで当ブログでも様々な使い道を紹介してきました。
今回はその中の一つ、はちみつ漬けに焦点を当てて紹介したいと思います。
- はちみつにはどんな効能があるのか
- 実際にハーブをはちみつに漬け込んでみた
- ハーブの花から採ったはちみつ
について紹介していきます。
はちみつの効果効能
まずははちみつについて軽く触れておきます。
はちみつはミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工・貯蔵したものを言います。
約7割が糖分で約2割が水分、後はビタミンやミネラルなどの栄養価で構成されています。
本来はミツバチの食料ですが、しばしば他の生物が食料として採取しています。
人類とも『はちみつの歴史は人類の歴史』という言葉があるように、古来からはちみつは食用や薬用として利用されています。
はちみつは人類が初めて利用した甘味料とも言われています。甘味料としてだけではなく、保存食としても利用されてきました。
利用方法としてはジャムはもちろんのこと、レモンやゆず・生姜などをそのままはちみつ漬けにしたものが食卓でもよく見られます。
他にもはちみつを固めたのど飴やはちみつドリンクなど、加工食品も数多く作られています。
モデルなどの健康意識の高い人たちには、ナッツのはちみつ漬けが栄養食として最近人気になってきています。
また、はちみつは薬用としても使われており、古代エジプトの医学書では内用薬や外用薬として使われていたという記録もあります。
古代ローマでははちみつに浸した包帯を使って傷の治療を行っていました。
なんかベタベタしそう・・・と思いませんか?それに治療どころか悪化しそう、とも。
ところが実ははちみつは無毒で非アレルギー性で傷にくっつくことはなく、痛みを与えず心を落ち着かせる効果があります。
現代でも喉の痛みや咳が出る場合、はちみつがその症状を軽減する可能性があると2020年11月にハーバード大学大学院で公開されました。
ハーブをはちみつに漬け込む
はちみつ漬けに適しているハーブは、タイム・ローズマリー・ミント・ラベンダーなどです。
他にも菩提樹やエルダーフラワーなどもはちみつ漬けとして利用されています。
家庭で作る分には育てやすいミントやローズマリーがおすすめかと思われます。
では実際にハーブを漬け込んでみましょう。
ハーブは自分で育てたもの、はちみつはスーパーで市販されているごく普通のはちみつです。
左がローズマリー、右がタイムです。
適量のはちみつに適量のハーブを漬け込む。それで完成です。
一応途中でかき混ぜるなどしてムラが出ないようにすると良いでしょう。
2時間ほど漬ければ使うことができます。
ハーブの花からはちみつを摂る
次に紹介するのは、ハーブの花から作ったはちみつです。
タイムから作ったはちみつについてはタイムの記事でも少し触れています。
こっちは家庭で作ろうとするとミツバチを飼わないといけないので一般家庭では難しいです。
購入は簡単にできますので、よほどの理由がなければ購入をおすすめします。
下のサイトにて色々なはちみつ関係の商品が売られています。一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
ハーブはちみつを使ったレシピ
一言でハーブはちみつと言っても、使うハーブで使い道が変化します。
今回は実際に使ったタイムはちみつとローズマリーはちみつの使い道を紹介します。
タイムはちみつはチーズとの相性が良い!
タイムは癖の強い香りをしています。
かなり独特の香りなので、苦手な人も多いかもしれません。
タイムから採れるはちみつは非常に濃厚で、風味が口の中に長く残ります。
そんなタイムはちみつの使い道は、ヨーグルトやパンと組み合わせても良いのですが、チーズと組み合わせるとより一層タイムはちみつの香りや濃厚さを引き立ててくれます。
ローズマリーはちみつは香りを生かした使い方を。
ローズマリーは爽やかな香りのするハーブです。
バターの豊かな香りとコクのある味との相性がいいので、バターをたっぷり塗ったトーストにローズマリーはちみつをかけるとリッチな味わいが楽しめます。
シンプルに紅茶に入れても良いでしょう。安価なティーバッグでもハーブティーのような風味を与えられます。
お菓子作りに利用すると甘みとハーブの香りの両方を楽しめるお菓子ができます。
ローズマリーの臭み消しの効果は健在なので、生魚を使ったサラダのドレッシングにローズマリーはちみつを使うと、魚の臭みを消してハーブ風味の香りの良いサラダに仕上がります。
【まとめ】はちみつの薬効とハーブの薬効。組み合わせて効果倍増!
はちみつは単体でも殺菌作用があります。
そこにハーブの薬効も掛け合わせばさらなる効果アップが望めます。
美容健康の効果もあるので、そちらの方向からの利用も検討に入れても良いでしょう。